はじめに
こんにちは。
腕時計お悩み相談サイト(嘘です)ブリブロニュースへようこそ。
元国産腕時計販売員の私が今回はメンズのビジネス向け商品を中心にお話ししたいと思います。レディースは別のページをご用意しておりますのでこちらからお進みください↓↓
実用性ビジネス向け
1万円から3万円はシチズン!
ビジネス向けで割とお求めやすい実用性のあるものでしたらシチズンですね。
エコ・ドライブという光発電の商品であれば電池交換なしで時計自体の寿命は10年くらいになります。オーバーホール(分解洗浄)に出せばさらに寿命は伸びますが、おそらく買い換える人がほとんどでしょう。
電波受信機能を持たない腕時計であれば1万円から3万円で国産の時計が手に入ります。薄型でシンプルな商品なども含め豊富なラインナップが揃ってますので就活からプライベートまでご利用いただけます。
CITIZENコレクション『ES0000-79A』
ちなみにこちらの人気商品だと、楽天価格で26,950円。
3万円から15万円もシチズン!人気商品紹介!
だいたい3万円台から日本製で電波機能が付きます。シチズンのエコ・ドライブ電波時計なら電池交換も時刻合わせも必要なく10年は持ちます。さらに素材やコーテイングなども強くなりますので、長く使ってても輝きを保ちます。
3万円台〜シチズンのATTESA(アテッサ)『CB1120-50L』
先ほど紹介した商品より価格が1万円高くなります。が、この時点で十分の機能が揃ってます!チタン製でサファイアガラスで傷が目立たないコーティングが施されています。もちろんワールドタイム機能付き電波時計です。中国、アメリカ、ヨーロッパでの電波受信も可能です。
メーカー希望小売価格 | 55,000円 (税込) |
価格 | 38,500円 (税込) |
5万円台〜アテッサ『CB3010-57L』
一つ上の商品と機能はほぼ変わりません。デザインに高級感が増し、バンドのパーツが細かくなるので着けごごちがよくなります。
メーカー希望小売価格 | 71,500円 (税込) |
価格 | 50,050円 (税込) |
同じくシチズンのアテッサ『AT8040-57E』
こちらの商品は相当な人気です。ロングセラーで本当に売れてます。電波ソーラーとクロノグラフ(ストップウォッチ)機能付きで世界最薄を記録した商品になります。無駄な機能一切なしでバッテリー残量がわかる目盛りがついてる為、充電がなくなるのを防げます。薄型ですが圧倒的な存在感が一番の魅力で、チタン素材になりますので驚くほど軽いです。もはやアテッサ代表ですね。
メーカー希望小売価格 | 110,000円 (税込) |
価格 | 77,000円 (税込) |
そして、
ワンランク上のEXCEED(エクシード)『CB1110-61A』
エクシードはさらに高級感を増します。磨きが細かいので輝き方が全然違います。バンドの一コマが細かいので付けごごちも含め最高です。ビジネスマンのクールさを引き立ててくれるアイテムですね。パーティーでもお仕事でもいつもでも綺麗で私も愛用してます。(プライベートでごめんなさい)
メーカー希望小売価格 | 110,000円 (税込) |
価格 | 77,000円 (税込) |
シンプルな三針タイプでこの価格になるので、クロノグラフ機能がつくと倍くらいの価格になります。
まだまだおすすめしたい商品はたくさんありますが、まずは価格帯でかなり売れてる商品をおすすめさせていただきました。実際にこのあたりの価格帯は正直シチズンの方が有能です。機能性、見た目、価格、セイコーとは何が違うか触れていきましょう。
セイコーとの違い?
まず、違うのが金額です。ソーラー電波時計でセイコーがシチズンと同じクオリティにしようとすると金額が高くなってしまうのです。
セイコーのブライツ『SAGZ083』
大変人気のある商品です。セイコーらしい色が前面に出たシンプルなモデルだと思います。
こちらの販売価格が50,000円です。
メーカー希望小売価格 | 71,500円 (税込) |
価格 | 50,000円 (税込) |
先ほど紹介したシチズンのアテッサCB1120-50Lと同じくらいの性能になります。
こちらは38,500円です。コーティングなどの違いは出てきますが、素材と性能はほぼ同じだと思っていただいていいと思います。ですが、なぜシチズンの方が安いのか。
・電波ソーラーの技術に優れている
・チタンの技術、コーティングの技術が高い
・腕時計の中に使われている機械を自社制作してる
この辺りだと思います。量産するのに強い力を持っているのです。
さらにシチズンは文字盤の技術に特許を持っています。光発電で光を吸収する必要があり、金属文字盤を使えない中でシチズンはくっきりとした綺麗な文字盤を作り上げています。
他のメーカーのソーラー時計ですとどうしても薄暗い文字盤になってしまっったり、薄い線が見えたり、ソーラーパネルっぽくなってしまうことがあります。
電波ソーラであればシチズンがおすすめ
実際はデザインや好きなブランドで決めていただきたいのですが、もし何も決まってなくてお悩みのようでしたら、シチズンはおすすめですね。便利で使いやすくて長持ち。値段以上の力を発揮してくれます。
電波時計の上位モデルに『GPS衛生電波時計』というものがありますが、個人的にですがそこは特にオススメしてません。値段が高くて大きいだけです。衛生電波によって世界各地で即座に時刻合わせができるのですが、私的にはそこまで正確でなくてもいいと思うのです。でもデザインとしてはいいものが沢山あるので好きなものがあれば購入を決めた方がいいと思います。衛生電波の先駆けもシチズンですが、セイコーのアストロンの方が人気でしたね。年々かっこよくなります。。
SEIKO アストロン『SBXC021』
メーカー希望小売価格 | 231,000円 (税込) |
価格 | 184,758円 (税込) |
電波ソーラ以外の機械式や高額品ならセイコー
オメガやロレックスの機械式(ゼンマイ)もとてもブランド力も高く、時計としての技術も魅力ですが、個人的にはセイコーの機械式時計の方が好きです。電波ソーラーみたいな便利さは皆無ですが、とんでもなく味のある暖かい時計がたくさんあります。
セイコープレザージュ 『SARW025』
私個人的にセイコー機械式の代表作です。
国産初の腕時計『ローレル』を現代的にアレンジしたモデルです。
やばいですね。
アラビア数字がオシャレ感を出しているのですが、さらに12 の数字が赤いのがもうなんとも言えません。ただオシャレでつけるんじゃなくて、この時計の良さを十分に引き立てて使いたいです。40歳くらいになって身に付けたいです。。。
価格は少ししますが楽天価格で79,200円です!
ちなみに機械式とは
手巻き、もしくは自動巻という2種類の機械式があり、ゼンマイで動く時計です。
実は結構不便なんです。上記のセイコーの商品で1日に20秒ぐらいずれることがあります。自動巻なので腕につけていればゼンマイは巻かれていくので止まることはないのですが、外して放置してしまうと2日で止まってしまいます。土日休みで使わなかったら止まってしまうのです。
時計の針の操作も気をつけないと壊れてしまうこともあるのです。
ただ、皆さんスマホを持ってるのでどこでも時刻合わせできてしまうんですけどね。
月差15秒のセイコースプリングドライブ
同じ機械式で、月にずれても15秒というとんでもない精度を実現させたセイコーの商品があります。
初めて見た人は誰もが秒針の動きに驚くはずです。ゼンマイの時計がこんなに静かに時を刻むのかと。
日本の誇る技術、
セイコーのスプリングドライブです。
『グランドセイコー』
『ランドマスター』
『マリーンマスター』
どれも30万円〜50万円くらいします。
どれも魅力的ですがいきなり買う時計ではなさそうですね。笑
これらスプリングドライブは本当にすごい技術です。水晶の力を利用して電池の腕時計と同じ精度を機械式で実現したのです。日本が誇る技術ですまだ海外進出して間もないと思いますが、近い将来には知名度がハイブランドを超えて欲しいですね!日本のSEIKO!!
最後に私から
スマホの普及により近年では腕時計が必要とされなくなってきています。ただ、中には就活や、新社会人、プレゼントといったところで腕時計は必要とされてます。
オシャレとして使う時計、仕事として使う時計、ステータスとして使う時計、思い出として使う時計、仕方なしに使う時計。
何れにしても一番身近で長い時間をともに過ごすアクセサリーだと思います。スマホやアップルウォッチみたいに定期的に機種変するものではありません。
高級時計やグランドセイコーを買っていただくときは、『ぜひ、二世代、三世代と使っていただきたいです』などとお伝えします。ちゃんと使ってちゃんと面倒をみれば何十年でも使えて何十年分の思い出が引き継がれるのです。なかなかそこまで考えて腕時計をつける人はなかなかいないと思いますが。
ただ、それくらいの価値が生まれるものであることを伝えたいですね。
これからの若い世代の人たちに、腕時計を愛してくれる人が今よりも増えることを心より願っております。