こんにちは。自称「行列には並びたくないが、話題の味は確かめたい」わがまま系グルメブロガーの私です。
2026年1月15日。埼玉県さいたま市岩槻区、かつてステーキガストがあったその跡地に、北九州の「魂」が舞い降りました。
ところで、まず最初にこの店名を見てこう思いませんでしたか? 「資さんうどん……なんて読むの?」と。
正解は「すけさんうどん」です。「しさん」でも「しざん」でもありません。この読み方を知っているだけで、あなたも今日からプチ北九州通です。
さて、オープンから1ヶ月。SNSでは「駐車場待ちで道路が死んでいる」「24時間行列」という不穏な噂が絶えない岩槻インター店。平日の隙を突いて突撃してきました。

■ そもそも「資さんうどん」とは何者なのか?
北九州市民で知らない人はいないと言われる「資さんうどん」。ここでは、その概要と歴史を紐解いてみましょう。
1. 北九州が生んだ「うどん界の巨人」
資さんうどんは、1976年(昭和51年)に福岡県北九州市で創業しました。創業者である佐藤傳蔵(さとう でんぞう)氏が、「お客様に満足していただきたい」という一心で開いた一軒のうどん店が始まりです。
現在は九州全域、そして関西・関東へと進出。店舗数は60を超え、「北九州のソウルフード」としての地位を不動のものにしています。
2. 独自の「資さんイズム」
単なるチェーン店と違うのは、そのメニューの多様性。うどんだけでなく、丼もの、カレー、おでん、そして名物の「ぼた餅」まで。家族三世代で行っても全員が満足できる「うどんファミレス」のような存在、それが資さんうどんです。
■ なぜ、これほどまでに人気なのか?(3つの秘密)
なぜ全国各地で「資さん旋風」が巻き起こるのか。その理由は、関東のうどん文化とは一線を画す「3つのこだわり」にあります。
- 唯一無二の「ハイブリッド麺」 福岡のうどんといえば「柔らかい」のが特徴ですが、資さんはただ柔らかいだけではありません。外はモチっと、中は程よく芯が残る、資さん独自の食感を追求しています。
- 「鯖・昆布・椎茸」の黄金出汁 関東の醤油が立った汁とは違い、鯖節や椎茸、昆布の旨味が凝縮された、やや甘めで奥深い出汁。これが一度飲むと止まらなくなる中毒性を生んでいます。
- 「とろろ昆布」無料の衝撃 北九州の文化として、卓上の「とろろ昆布」を入れ放題にしています。これにより、食べ進めるうちに自分好みの旨味へカスタマイズできる楽しさがあるのです。
■ 実録!岩槻インター店・平日11時半の戦場
「平日だし、11時半なら余裕でしょ」
そんな甘い考えは、国道16号線を走っている最中に打ち砕かれました。駐車場(40台)は月曜の昼前だというのに満車。 ガードマンが必死に誘導する姿は、まるで人気テーマパークのようです。
なんとか滑り込み店内へ。98席と広大ですが、それでもほぼ満席。活気がすごいです。
注文から15分。現れた「ごぼ天の要塞」
タブレットで看板メニューの「肉ごぼ天うどん(ミニ天丼)」を注文。着丼まで約15分。クイックランチを求める人には少し長く感じるかもしれません。
そして運ばれてきたのが、こちら!

見てください、この「透き通った出汁」。 そして、どんぶりの縁に鎮座する5本の棒状ごぼう天。 もはや武器です。

【正直レビュー:味の感想】
- スープ(出汁): ひと口飲むと、「あ、優しい……」と声が出ます。昆布と椎茸の旨味が効いたあっさり味。これは関東の濃い醤油味に慣れた舌には新鮮で、かなりウケが良いはず。
- 麺: 「コシ?何それ美味しいの?」と言わんばかりの柔らかさ。 フワフワした食感は、胃腸が弱っている時でも無限に食べられそうです。
- ごぼう天: 5本も乗っていて、めちゃくちゃ太い。最初はサクサクで美味しいのですが、後半はあごのトレーニング状態に。サービス精神が暴走していますが、これぞ資さん。
■ 卓上のカスタマイズも忘れるべからず

資さんの魅力は、卓上のカスタマイズにもあります。
「とろろ昆布」と「天かす」が入れ放題。 このとろろ昆布を優しい出汁に溶かすと、旨味が爆増します。これは丸亀製麺にはない、資さんならではのストロングポイント。
■ 2026年最新:なぜ今、岩槻が熱狂しているのか?
- 「関東初進出」のプレミア感 九州でしか食べられなかった味が、ついに埼玉に来た。この話題性は、今のところ落ち着く気配がありません。
- 圧倒的な「24時間営業」 正直、うどん屋で24時間営業はやりすぎ(褒め言葉)です。インター付近のトラック運転手から夜勤明けの人まで、すべての「腹ペコ」を24時間体制で拾い上げています。
- 「ぼた餅」という謎の引力 「うどんの後に甘いもの」という北九州文化。この異質な組み合わせが、逆に家族連れの心を掴んでいます。
■ 最新口コミ・評判と私の「本音」
ネット上では「優しい出汁にハマる」「九州の実家を思い出す」と概ね高評価。 一方で、「温度が少しぬるい時がある」という指摘も。私が食べた時も、火傷するほどの熱さではなく「食べごろ」な温度でした。アツアツ派は少し気になるかもしれません。
ここで、あえて本音を言わせてください。
「駐車場待ちの行列に長時間並んでまで食べるか?」と言われたら、正直「空いてる丸亀製麺でサクッと済ませるのもアリかも……」と一瞬頭をよぎる自分もいます。
いや、美味しいんですよ。でも、あの待ち時間は「うどん」という手軽な食べ物の枠を超えてしまっている気がするのです。

■ 店舗基本情報
- 店舗名: 資さんうどん 岩槻インター店(すけさんうどん)
- 住所: 埼玉県さいたま市岩槻区加倉4丁目23-22
- 営業時間: 年中無休・24時間営業
- 駐車場: 40台 / 席数: 98席
- オープン: 2026年1月15日
■ まとめ:おすすめできる人・できない人
【おすすめできる人】
- 九州出身で、あの「柔らかいうどん」が恋しくてたまらない人
- 深夜2時に本格的な出汁を吸いたくなってしまった人
- 「うどんの後のぼた餅」という、甘じょっぱい背徳感を味わいたい人
【おすすめできない人】
- うどんには「ガシガシのコシ」を求める讃岐原理主義の人
- 「うどんは並ばずに3分で食うものだ」という信念を持っている人
結論。 資さんうどんは、単なるうどん屋ではなく「24時間いつでも開いている安心感」を売るインフラです。 一度は話のネタとして行く価値は大アリですが、狙い目は行列が落ち着いた深夜や早朝。あの「優しい出汁」は、一度ハマると厄介な中毒性がありますから。
